日本発、地球温暖化防止のために。

【太陽光】【太陽熱】太陽光と太陽熱のハイブリッドソーラーシステム

2009.08.28

三菱重工業グループの菱重(りょうじゅう)エステートなど菱重興産グループ7社は、OMソーラーと共同で、太陽光発電と太陽熱回収を組み合わせた住宅屋根置きユニット「エコスカイルーフ」を開発した。

菱興7社とOMソーラーでは、次世代型超省エネモデル住宅「エコスカイハウス」を、横浜市西区の三菱重工社宅敷地内に建設し、2009年2月から実証実験に取り組んできた。エコスカイルーフは、このモデルハウスに採用した省エネ技術の中核をなすシステム。家庭消費エネルギーの約65%を太陽エネルギーで賄えることが検証されたことで、製品化に踏み切った。本年10月中旬から販売を開始し、2010年度中に500戸への普及を目指す。

同ユニットは、三菱重工製タンデム型太陽電池パネルと、OMソーラーシステムを一体化したもの。太陽電池パネルと屋根面との間に、空気の流路を確保し、流れる空気で太陽電池側から熱を回収する。温風となった熱は、居住空間の暖房や給湯に利用できる。また、熱回収によって、太陽電池裏側の温度上昇が抑えられるため、発電効率が低下しにくいというメリットも。

太陽エネルギーを無駄なく利用するため、出力3kWの太陽電池設置スペースで、太陽電池単体の4kWに相当するエネルギーを供給できるという。製品は出力別に、2kW、3kW、4kWの3種類。価格は未定だが、国や自治体の太陽光発電補助金が受けられる。

太陽のエネルギーのすべてを電気に変えることができれば、わずか1時間の日射量で、全人類が消費する1年分のエネルギーをまかなうことができるといわれている。太陽の恵みである光と熱を効率よく活用できるシステムとして、エコスカイルーフの今後の展開が楽しみだ


(文:加藤 聡)

from エコロジーオンライン エコニュース