日本発、地球温暖化防止のために。

【太陽熱】東京ガスが「集合住宅用太陽熱利用給湯システム」の開発・商品化をスタート

2009.06.05

家庭におけるエネルギー消費でトップを占める給湯で、新たな動きが始まった。
東京ガス株式会社は5月18日、矢崎総業株式会社、三協立山アルミ株式会社、リンナイ株式会社、株式会社ガスターと共同で「集合住宅用太陽熱利用給湯システム」の開発を行い、2010年2月の商品化を目指すことを発表した。

「集合住宅用太陽熱利用給湯システム」は、マンションなど集合住宅のバルコニーの手すりに集熱パネルを設置し太陽エネルギーを集め、給湯や風呂などに利用するシステム。太陽エネルギーを集熱パネルで熱媒に吸収し、その熱媒を集熱循環ポンプで循環させて貯湯タンク内の水を温めるというもので、集熱量が不足する場合は、併設した潜熱回収型高効率給湯器「エコジョーズ」で加熱を行うハイブリッド型だ。「エコジョーズ」と太陽熱を組み合わせたバルコニー設置型システムの商品化は日本初となる。

東京ガスではこれまで、手すりと一体化した太陽熱利用給湯システムの試作で年間集熱性能の評価を行っており、4人家族の場合、給湯使用量の約11%を太陽熱でまかなえることを確認している。また従来給湯器と比較して、年間のガス使用量および二酸化炭素排出量を約25%削減できるという。
今後は、集熱パネルのデザイン性や設置性の向上、太陽熱利用状況の見える化などを中心に改良を加え、商品化を行っていく考え。

個人の采配でアクションを起こしやすい戸建てに比べ、住民合意の有無や構造上の問題など、環境性能向上において障害が多い集合住宅。同システムが集合住宅の低炭素ライフ実現の呼び水となるか、その行方に注目していきたい。

(文:中島まゆみ

from エコロジーオンライン エコニュース

東京ガス
http://www.tokyo-gas.co.jp